事業紹介
非鉄金属スクラップの リサイクル
銅、アルミニウム、ステンレス、真鍮、砲金などの
素材ごとに高い品質で
非鉄のプレス処理
アルミ缶やアルミサッシなどの非鉄金属のうち異物の混入がない、または少ないものは分別や選別などの処理は行いませんが、そのままではかさ張り輸送効率が悪いため、プレス機で圧縮して非鉄金属メーカーへ出荷します。
メーカーでは新たな非鉄金属の原料として利用されます。
被覆線の処理
線が太く銅線の割合が多い被覆線は、銅線と被覆の分離が容易なため、剥線機で銅線の回収を行います。回収した銅線は「光特号銅線」や「ピカ線」と呼ばれ、非鉄金属の原料として販売します。
ハーネスや雑線と呼ばれる細い被覆線は、含まれる銅の割合が少なく剥線機では銅の回収が困難なため、破砕・選別機で銅と被覆部分とを分離し、銅の回収を行います。回収した銅は粒状になっていることから「銅ナゲット」と呼ばれ、特に純度の高いものを「赤ナゲット」と呼びます。これらも非鉄金属原料として販売します。
リサイクルを目的とした 産業廃棄物処理
当社敷地内のマテック帯広第2工場では
廃タイヤ、発泡スチロール、石膏ボード、木くずなどの産業廃棄物を
リサイクルを目的として処理しています。
タイヤの破砕処理
中古タイヤとして再利用できない廃タイヤは50mm以下に破砕し、タイヤチップとして製品化します。
タイヤは原料の約60%が石油からできており、燃焼した際には軽油や重油などの石油製品とほぼ同等の熱量を発生させることができるため、石炭など化石燃料の代替燃料として製紙会社などに販売し、ボイラー燃料としてサーマルリサイクルされます。
発泡スチロールの減容処理
発泡スチロールは約98%が空気でできており、軽量ですが重さのわりに体積が大きいため、輸送にコストがかかります。そのため、発泡スチロール減容機という機械を使用し、破砕・溶融・減容し、インゴット状に成型することで効率的な保管と輸送を行うことができます。
発泡スチロールのインゴットは国内・外のプラスチックメーカーに出荷し、新たな発泡スチロールやプラスチック製品にリサイクルされています。
石膏ボードの破砕処理
建物の内装材として壁や天井に用いられてる石膏ボードは、重機や破砕・選別機を用いて破砕と異物の除去を行います。
選別した石膏ボードは、新たな石膏ボードの原料としてマテリアルリサイクルされるほか、工事現場での土質改良の添加材などに利用されています。
木くずの破砕処理
木くずは破砕機で細かく破砕処理を行います。畜産業の盛んな十勝では、家畜の敷き藁の代替としても利用されています。
非鉄金属のプレス処理、被覆線の処理、廃タイヤの破砕処理、発泡スチロールの減容処理などは動画でも紹介しておりますので、こちらも併せてご覧ください。